ウエルバ (Huelva)
古代ローマ時代には、アナス川(現在のグアディアナ川)とバエティス川(現在のグアダルキビール川)の中間にある港町であった. ルクシア川(現在のオディエル川)の河口に位置し、アナス川の河口からアウグスタ・エメリタ(現在のメリダ)に向かう道路沿いにあった.
ウエルバはフェニキア人によって築かれ、「オノバ」と呼ばれた. ギリシア人はその名前を受け継ぎ、Ὄνοβαと記した. ローマに征服されたときはトゥルデナニ人が支配していた. ローマ時代には「オノバ・アエストゥスアリア」 とも、単に「オノバ」 または「オヌバ」(硬貨に刻まれた)とも呼ばれている. ローマはウエルバを属州ヒスパニア・バエティカに編入した. 現在でもローマの遺跡、特に水道が残っている. 「オヌバ」の市名を印した古代の硬貨がよく見つかる.
その後、この地を征服したアラブ人は「ワルバー」と呼んだ.
1755年に起きたリスボン地震では大きな被害を受けた.
2005年10月に、ハリケーン・ヴァンスはちょうどウエルバの海岸に上陸した. スペインに上陸した最初のハリケーンとなったが、死傷者や被害はなかった.
ウエルバをホームとするレクレアティーボ・ウエルバは、1889年に設立されたスペインで最も古いサッカークラブである.